カミツキガメ(生態、種類、特徴)

カミツキガメ類(カメ目)

北米東部(カナダ南部やアメリカ合衆国(西部やフロリダ半島を除く))から南米北部まで分布しており、比較的大きな湖沼や河川の中・下流域の、流れの穏やかな水域で水底が砂泥質の流木や水生植物が多い場所を好み、湿地や池沼などや汽水域の塩分濃度の濃い場所にも生息しています。

【カミツキガメ】 (財)東京動物園協会提供

【ワニガメ】 (財)東京動物園協会提供

藻類、水草、陸生植物の果実などの植物質も食べますが、主に魚類、両生類、小型のカメ類、甲殻類、貝類、水生昆虫などを捕食し、雑食系です。

産卵は春から夏(5月頃~9月頃)にかけて行われ、1回の産卵で20~30個程の卵を産みます。メスが10~13㎝程の深さの巣穴を掘り、そこにピンポン玉(2.3~3.3㎜程)のような丸い卵を産みます。

卵は約2~4か月で孵化します。

ワニガメは性成熟するまでに10年程かかるようですが、カミツキガメは5年程で性成熟します。

寿命は50年程生きるとも言われており、長命な個体は80年程生きることもあるようです。