諺(ことわざ)で「鶴は千年、亀は万年」とありますが、鶴の平均寿命は20~25年、亀の平均寿命は30~50年で、南太平洋のセントヘレナ島に生息するゾウガメ「ジョナサン」は2022年1月に190歳に迎え、最高齢となりギネスに認定されたそうです。
他のいきものよりも長生きであることから、このような諺が生まれたそうです。
ところで、亀を英語でいうとTortoise(トータス)とTurtle(タートル)の二種類があるのをご存じでしたか。
生態的に大きく分類してTortoise(トータス)のリクガメと、リクガメ以外をミズガメと呼び、このミズガメがTurtle(タートル)となります。なお、世界中にいるカメの種類は約250~300種と言われており、リクガメの平均寿命は80歳で、ミズガメよりも長生きとのことです。
因みに、5月23日は「世界亀の日」で、アメリカの非営利団体(American Tortoise Resocue)が「亀に関心を向け、知識を深め、敬意を払い、亀の生存と繁栄のための人間の行動を奨励する日」として2000年に制定したそうです。
現生種の亀は分類学上、頸部(首)を甲羅に納める方法により分類され、曲頸亜目(きょくけいあもく)と潜頸亜目(せんけいあもく)の2つのグループ(亜目)に分類されます。
曲頸亜目とは、頸(くび)を水平に折り曲げて甲羅に納めます。また、腰骨と甲羅の接続部が癒合しています。
潜頸亜目とは、頸をS字に納めます。また、腰骨と甲羅の接続部が靭帯で結合しています。 その他、両者が異なる点としては、顎(あご)を動かすための筋肉(下顎内転筋)が向きを変える位置が異なります。
【生物学的分類:下位分類】
SlowCruise
【参考サイト】
・Weblio辞典より
・釣りの魚の種類・名前・写真一図鑑より