カワイルカ類の仲間の棲んでいる地域

アマゾンカワイルカ科

【棲息域】
 アマゾン川水系

 南アメリカのアマゾン川やオリノコ川、トカンチンス川の水系の流域に分布し、濁った淡水や汽水域に棲息していて、視力が0.02程度しかないため、音を頼りに生活をしています。

 アマゾンカワイルカにはボリビアカワイルカとアマゾンカワイルカという2亜種が認められています。

 他のハクジラと同様、エコロケーションで周囲の状況を把握しています。また、口先に洞毛(とうもう)を呼ばれる感覚毛が生えています。
 この洞毛は、他の鯨類では赤ちゃんのうちに消えるのですが、アマゾンカワイルカは大人になっても無くならず、餌などの動きや周囲の状況を感知する役割があります。
 体長は1.8~2.6m、体重はオスが平均154㎏、メスが平均100㎏で、オスは最大200㎏にもなります。
 太くて長い嘴や、胸鰭は大きな三角形なのが特徴。食べ物は魚等。別名ボトとも呼ばれ、体の色からピンクイルカとも呼ばれます。
 棲息域の開発や乱獲によって、全種共絶滅危惧種に指定されている。

ラプラタカワイルカ科

【棲息域】
 ブラジル南~アルゼンチン北沿岸

 南アメリカ南東部の大西洋岸に棲息するイルカで、体長は最大でも1.8メートル未満の小型種です。ブラジルのサントスからサン・パウロ州東部のウバツバ半島沿岸に分布しており、ラプラタ川河口から海洋にかけて棲息しています。

 ラプラタカワイルカ科は塩分を含む河口や海に棲息しており、カワイルカ上科の4科4属のうち、淡水の河川に棲息するのは3科3属のみです。

ガンジスカワイルカ科

【棲息域】
 インダス川・ガンジス川水系

ヨウスコウカワイルカ科

【棲息域】
 揚子江水系(2006年に絶めつの発表あり)